溶接時に火傷した際の処置について

2022/06/05 コラム

今回は溶接時に火傷した際の処置について見ていきます。

▼溶接時の火傷に注意!
溶接時には火傷をする危険があります。
溶接時に飛び散る火花で火傷するのはもちろん、溶接直後の母材や溶接棒に触れたり、アーク光に含まれる紫外線を肌に浴びたりすることでも火傷します。

■火傷の処置方法
火傷は冷やすのが良いですが、まずは未然予防することが肝心です。
手首や首など露出しやすい部分に日焼け止めクリームを塗るだけでも違います。
溶接時には手甲や頭巾といった保護具をきちんと身に付けることで、火傷のリスクを減らせます。
保護具の着用以外に、肌が露出しない服装を着ることも大切です。
暑い夏は大変かもしれませんが、長袖長ズボンにしましょう。

▼電気性眼炎(雪目)とは
電気性眼炎とは、溶接の光で目に炎症が起こることを言います。
雪目とも呼ばれ、スキー場や海水浴場などで強い光を浴びた際にも同じような症状が出ます。
強い光を浴びてから6~10時間後に症状が現れるのが一般的です。
基本的には翌日になれば症状は消えますが、目をアイマスクなどで冷やすと症状が治まりやすいでしょう。
症状があるうちはスマホやパソコンの画面を極力見ないことをおすすめします。

■裸眼で作業をしない
電気性眼炎を防ぐには、裸眼で作業しないのが第一です。
保護メガネを付けて作業をするのがおすすめです。

▼まとめ
電気性眼炎は白内障になる危険もあるので、日頃からしっかりと予防しておくことが大切です。
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