溶接工事では要注意。リスクと安全対策について

2022/09/02 コラム

今回は溶接工事のリスクと、そのリスクを回避するための対策について見ていきます。

▼溶接工事でのリスクと安全対策
溶接工事では強烈な光やガスなどが発生するので、さまざまな健康リスクがあります。

■目の障害
溶接で発生する光を長時間見続けると、目が炎症を起こして違和感を感じたり痛くなったりします。
通常は翌日に症状が治まりますが、白内障になる危険もあります。
目の障害を防ぐには、目を光から守るゴーグルや保護メガネを着用するのがおすすめです。

■じん肺
アーク溶接で金属が溶けて蒸気になり、この蒸気が空気で冷やされて粉塵になります。
目に見えないほどの小さな粉塵ですが、吸い込むと「じん肺」と呼ばれる病気を引き起こす可能性があります。
じん肺になると咳や息切れといった症状が現れます。
じん肺を防ぐには作業場所を十分に換気したり、防塵マスクを着用したりしましょう。

■皮膚障害
溶接の光からは紫外線が放出されています。
この光が直接肌に当たると日焼けを起こします。

皮膚障害を防ぐには、夏でも長袖長ズボンを着用します。
首や手首など肌が露出しやすい場所には日焼け止めクリームを塗りましょう。

■火災
ガスボンベや布などに引火すると火災の原因になります。
火災を防ぐには、作業場所周辺に燃えやすいものを置かないようにします。
不燃性のシートを使ってガードするのも良いでしょう。

▼まとめ
現場にはさまざまな危険が潜んでいるので、しっかりと安全対策をしてから溶接を行ないましょう。
山口県防府市にある株式会社廣政では溶接工事をはじめ、各種プラント工事やリフォーム工事などを行なっております。
仮設材のリースや販売なども行なっておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。